イングリッシュ・イマージョン・キャンプ(EIC)について

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Immersion(イマージョン)とは「どっぷり浸る」という意味です。子どもたち(小学3~6年生)は世界各国から集まった学生キャンプリーダーやスタッフたちと、英語での共同生活に挑戦します。

 

英語はネイティブスピーカーだけのものではなく、母国語が違う人同士がコミュニケーションするための道具。英語でコミュニケーションする力を持ち、様々な国の人たちと手を携えて地球社会に貢献できる人財に育ってほしいとの願いをこめて開催しています。

 

 

有識者が語るEIC・EIDの価値

世界への扉を開ける 

~日々の学習とイマ-ジョン活動~

公文式岡本教室指導者・長船公美先生


「多くの子どもたちにとってEnglish Immersion Camp(EIC)やEnglish Immersion Day(EID)がその後の行動のきっかけになっています」…例えば、2008年のEIC参加がきっかけになったという生徒は、家庭の事情もあり留学は断念したのですが、現在彼は自分の希望がかなえられる日本の大学に入り、多くの国際的プロジェクトで世界中を飛び回っています。ほかにも、英語の環境だけでなくスウェーデンでの留学にチャレンジするような生徒もいますね。

 

日々の学習に関連して言うと「KUMONをやめなかった理由は、KUMON教材の中身に惹かれ続けたから」という生徒がいました。教材で読んだ世界に刺激を受け、彼女は今アメリカの大学で勉強をしています。KUMONの教材の中には科学的・社会的な題材が幾つもあるので、それをきっかけに視野を広げていってほしいんです。文法はその言葉をよりよく理解するための土台ですが、文法力をつけるためだけに英語を学習するのはもったいないですね。

 

「せっかく英語を学ぶのだから、外に目を向けてほしい」…EIDやEICに参加する子どもたちに聞くと、初めは気おくれしていたけれども、最終的には面白かったと言う子が多いですね。小学生のうちに急に留学というものなかなか難しいでしょうから、外に目を向けるきっかけとしてのまず第一歩としてはEICやEIDのような機会を紹介してあげたいと考えています。また、EICのプログラムに含まれていることが多いのですが、子どもは身近な内容であれば環境問題や貧困問題などのテーマでの話もある程度は理解できるでしょうし、興味を持つと思います。全国的にはEICの参加者の中にのちに広島で通訳ガイドをしたり、スリランカで井戸を作ったりしている子もいると聞いています。とても素晴らしいことだと思います。EID/EICが提供している環境のように、多言語の世界の人たちとコミュニケーションする際にも英語が共通言語になることが多いですし、たとえレベルはそれほど高くなくても意思疎通をするために英語は強力なツールになります。

 

KUMONの日々の学習で読む内容とイマ-ジョン活動で出会う体験の相乗効果で、確かな英語力と外に目を向ける姿勢が養われ、将来的には子どもたちが地球社会に貢献できる人材となるよう願っています。

 

 

 

English Immersion Camp(EIC)やEnglish Immersion Day(EID) 

でコミュニケーションの実践を!

敬愛大学

英語教育開発センター長kogo sensei final

国際学部国際学科 教授 向後秀明先生

 

日本の学校教育の現状を考えますと、現在のグローバル社会で求められる英語力を身に付けるためには,できるだけ早い段階で,学校から外へ出て実際に英語を用いてコミュニケーションを図る経験を積むことが必要不可欠になります。まさにその機会を提供し、より効果的な手法を提案しているのが,EIC/EIDであると思います。これらの活動には少なくとも3つのメリットがあると考えています。

 

1点目は,英語を用いてやり取りをする場面で,思うように意思疎通が図れなかったり,誤解が生じたりする経験を通して,どうすればより適切に意図を伝えることができたか,なぜ誤解が生じたかをリフレクションし,その後の成長につなげていけることです。英語によるコミュニケーション能力の向上は,失敗した数に比例するといっても過言ではありません。失敗した数が多ければ多いほど,学びが深まっていきます。

 

2点目は,異なるバックグラウンドを持つ人たちとの交流ができることです。グローバル社会はdiversity(多様性)の社会でもあります。自分とは異なる文化的背景や価値観を持つ人たちを単に受容するだけでなく,互いに学び合い,協働して課題を解決していく力が求められます。人はみな違う,違うからこそ魅力がある―それを日本国内で体感できるのが,世界85か国からのキャンプリーダーが参加するEIC/EIDです。

 

3点目は,コミュニケーションにおける曖昧さへの耐性とリスクに立ち向かう態度が育成されることです。日本人にとって英語は外国語なので,ネイティブ・スピーカー並みに理解したり発話したりすることは困難で,英語の理解・産出の両方において常に曖昧な状態と格闘することになります。しかし,聞き取れたことをつなぎ合わせて全体の内容を推測したり,知っている語彙を駆使して言いたいことをなんとか伝えようとしたりする姿勢が重要になります。同時に,完璧ではなくても黙り込んでしまうことなく,自分の力を総動員して話しかけてみようというように,果敢にリスクに立ち向かっていく態度が育まれていきます。

 

普段の生活とは異なる環境に身を置くことになるEIC/EIDに参加することについて,多少なりとも不安を感じることがあるかもしれません。しかし,その不安の先には,かけがえのない貴重な経験が待っているはずです。

 


イングリッシュ・イマージョン・キャンプ 紹介ビデオ

子どもたちは英語でのコミュニケーションにチャレンジしました!

さまざまな国や地域の人たちと交流し、心を通い合わせ、

キャンプ最終日には子どもたち・キャンプリーダーの目には涙があふれていました。

 

 

 

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